景光(かげみつ)は、鎌倉時代末期の備前国(岡山県)長船派(おさふねは)の刀工です。
備前国は古来刀剣の産地として名高く、現在の岡山県南部にあたる吉井川流域には長船派、畠田派、福岡一文字、片山一文字、吉井派などの刀工が鎌倉時代から室町時代にかけて存在しました。長船派は現在の岡山県瀬戸内市長船町に居住した一派で、景光は長光の子とされ、長船派の頭領でした。一派の祖である光忠、その子とされる長光に次ぐ3代目にあたります。作刀期は鎌倉時代最末期で、嘉元 4年(1306年)から建武元年(1334年)にかけての年紀を持つ作刀が現存します。兼光の父で通称は左兵衛尉です。