古美術 朝鮮美術 | 買取品目 | 福岡の絵画・美術品高価買取なら美術品店「豊後」

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買取品目古美術 朝鮮美術

豊後では古美術 朝鮮美術を高価買取しています。
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その他の商品も幅広く取り扱っております。

高価買取のポイント

朝鮮美術では、高麗時代の青磁や鍍金仏、李朝時代の陶磁器や李朝民画と呼ばれる掛軸、箪笥や膳などの木工品が特に人気があります。
陶磁器類の高価買取ポイントは、時代が確かで仕立ての良い箱に収められているかです。
高麗青磁にしても、李朝の染付壷にしても昔から人気があり、贋物も沢山あります。
ですから、有名な収集家や美術館の鑑定人のサインまたは書付のある箱に収められているとかなりの高値が期待できます。
完璧な美を求められた高麗時代の物は、傷や金修理があると、どうしてもマイナス査定となります。
逆に李朝時代の物は、素朴で味のある作品が好まれますので、金修理等も見所の一つとなる場合があります。
また徳利やぐい呑みといった酒器は特に人気があり、小さな物でも思わぬ値が付く事があります。
仏画や民画などの紙物は、日本と違い表装がしっかりしていない物が多く、傷みやシミが目立ちます。修理や破れのない良い状態の物ほど高額査定となります。
木工品ではバンダチや小箪笥、冊卓子などの家具が根強い人気です。時代の確かな物は今でもかなりの高値で取引されています。その為、古材を使ってリペアされた物が沢山作られているので、外部に取り付けられた金具の錆具合や接合部分に不自然さがないか等をチェックしなければいけません。
30、40年前のレプリカ物(いわゆる新物と呼ばれる家具)もよく見られますが、その中に一点だけ本物が混ざっていたというケースもたまにありますので、重たい家具はライン査定やメールを利用しての見積もお勧めです。普通っぽく見える物に意外な高値がつく可能性があるのが李朝工芸ですので、是非何でもお問い合わせ下さい。

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高価買取だけではありません 豊後が選ばれる理由

  1. 01

    丁寧なご説明と仕分け

    丁寧なご説明と仕分け

    ただお品物を買い取るのではなく、お客様のご質問に丁寧に答える事を大事にしています。またざっくりとした計算ではなく一点一点丁寧に査定を取らせていただきます。

  2. 02

    幅広い取り扱い

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    絵画、掛け軸、骨董品、茶道具、酒器、刀剣、中国陶磁・仏教美術・古書など豊後では様々なお品物に精通した経験豊富な鑑定人が、しっかちと査定致します。

  3. 03

    臨機応変に対応

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    査定する事だけがお仕事ではありません。遺品整理、生前生理、美術品の査定書の作成、オークションの出品代行などお客様のご要望に応じて臨機応変に対応致します。

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古美術 朝鮮美術の
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古美術 朝鮮美術の買取について

朝鮮絵画で高価買取となるのは仏画が多いです。近年の朝鮮絵画も非常に価値が出ていますが、高麗時代の仏画は特に世界的に評価を受けています。
朝鮮絵画は大きく高麗仏画と李朝絵画に分けられます。
高麗仏画は、李朝の時代に仏教を弾圧した歴史もあって、現存作品は世界でも約160点しかないと言われています。このうち韓国にあるのはたった13点で、欧米に17点、それ以外にも日本に約130点があるとされています。

朝鮮美術の骨董品といえば、やはり李朝白磁が有名です。
その他、仏像・書道具・家具・勾玉・着物・装飾品などの朝鮮王朝に献上された品々も人気が高いです。

朝鮮美術は、高麗時代と李氏朝鮮時代の二つに大まかに分類されており、ジャンルでいうと、陶磁器、金剛仏、螺鈿、木工品、絵画など様々な物が対象となります。
買取をお考えの方は、下記の説明文を参考にして下さい。

高麗時代

高麗時代(918~1391年)の代表的な工芸は、高麗青磁になります。
白磁や黒磁もあるのですが、主要な物は青磁となります。
青磁の青は、朝鮮の空の青さを写したものだと言われています。前期の物は模様がほとんどなく、後期になると象嵌で風物を描いたものが主流となります。

高麗時代の主な美術品

高麗青磁

朝鮮半島の高麗時代(918年 – 1391年)に製作された青磁釉を施した陶磁器と、20世紀になり復活した高麗時代の製法による青磁釉を施した陶磁器である。

10 – 11世紀に中国餞州窯(伝世では越州窯だが造形は餞州窯の物に類似する)青磁の技術が伝来し生産が始められた。
高麗の焼き物には白磁や黒磁もあるが、主要な製品は青磁であった。

朝鮮半島においては、三国時代から統一新羅時代の焼き物は素焼きの土器である。
統一新羅時代後期(9世紀)になると、墳墓から中国製の越州窯青磁や唐三彩の器が骨壺 として出土する例があり、こうした中国陶磁の影響を受けて高麗においても青磁の焼造が 始まった。
一般には高麗王朝成立後の10世紀がその初源とされており、明州(寧波)から海路運ば れてきた餞州青磁と同じルートで技術が伝来し生産が始まったものである。

11世紀になると、高麗の国力の増大と中央集権体制の確立に伴い、青磁焼成の窯は全羅 南道の康津(カンジン)に集中し、官窯的性格を強めていった。

12世紀は高麗が在った地域の人々の間では高麗青磁の最盛期だとされている。
青磁の青は朝鮮の空の青さを写したものだとも言われる。
越州窯の「秘色青磁」に対して「翡色青磁」と呼ばれている。
器形や作風に中国・宋で評判の高かった耀州窯、定窯、汝窯などの影響を受けつつ、量産品として日用品の青磁を生産した。また、高級品としては高麗特有の象嵌青磁を施された物が制作され、江南よりも華北で好まれた。
器種としては瓶(へい)、梅瓶(メイピン、口が狭く肩の張った形態の瓶)、鉢、水注、香炉、水滴など様々あり、香炉や水滴には人物、動物、器物などの具象的形態を器形とした彫塑的なものもある。
当時の青磁は、官窯で王族や上流階級向けに製作され、大量に生産し流通する製品ではない一品制作であった。

1170年の武臣の乱を契機とする社会状況の変化とともに磁器の作風も変わり、それまでの単色磁に加えて象嵌青磁が盛んに作られるようになる。
象嵌とは、元は金属工芸の用語で、素地土に文様の形を彫り、色違いの土を埋め込んで仕上げるものである。
それまでの高麗の磁器は、無文のものも多く、透彫、陰刻などの加飾があっても基本的に単色のものであったが、12 – 13世紀には、土色の違いによって図柄を表す象嵌青磁が盛行し、青磁に銅呈色の赤色系統の文様が加わった辰砂も使用された。

13世紀後半に入るとモンゴル民族の元王朝下に組み込まれ、青磁の作陶は著しく衰退し、象眼技法も退化していった。

高麗仏画

高麗時代描かれた仏画である。
独特で精巧な図様と、細密で華麗な装飾文様を備えた豊かな絵画表現を持ち、韓国美術史にとどまらず東アジア美術史においても優れた芸術的価値を持つ作品群である。

現存する高麗仏画は、世界で約160点あるが、そのうち約130点が日本にあり、欧米に17点あり、韓国国内にはたったの13点しかない。

高麗仏

朝鮮半島での金属工芸の歴史の中で、仏教を篤く崇拝した統一新羅とともに、高麗時代には金属を用いた仏教文物が盛んに制作されます。
その制作背景には国の安泰への願いや、個人の信仰など切実な祈りが籠められています。
これらには金や銀など貴重な材質が豊かに用いられて厳かかつ煌びやかに荘厳され、王侯貴族を中心として花開いた文化を鮮やかに反映しています。

李朝時代

李朝時代(1392~1897年)になると儒教の教えが広まると共に、過分な装いや飾りが省かれ、素材の良さを生かした素朴な美が感じられる工芸品が普及していきます。
磁器では、白磁、染付、鉄絵、瑠璃釉などが有名で、陶器では、粉引、刷毛目、粉青沙器(三島手)などが人気です。
茶碗、盃、徳利、壷、扁壷、水滴、筆筒など、様々な形の物が今でも変わらぬ人気を博しています。
絵画では、李朝民画と呼ばれるユーモラスな筆致で描かれた物が有名です。
木工品では、バンダチと呼ばれる櫃を代表に書棚、冊卓子、机、箪笥、膳などが人気です。
その他、螺鈿細工の箱、様々な素材によって作られている文房道具、味わい深い石製品、愛らしい造形と時代の味わいが何とも言えない鴛鴦や亀の木彫りの置物など、幅広い品々が多くの人に愛されています。

李朝時代の主な美術品

陶磁器

丸壷、大壷、扁壷、花瓶、茶碗、徳利、盃、台鉢、筆筒、筆架、水滴など

粉青沙器(ふんせいさき)

李氏朝鮮時代の前半、15世紀を中心に作られた磁器の一種である。
鉄分の多い陶土に肌理細かい白土釉で化粧掛けを施し、透明釉を掛けて焼造した。
高麗時代末期の14世紀半ばに発祥し、15世紀に最盛期を迎え、16世紀前半には消滅して、その後の朝鮮王朝の磁器は李朝白磁が主体となった。

器種は瓶、壺、皿、碗などの一般的なもののほか、扁瓶、俵壺などもある。
扁瓶とは円板を立てて置いたような円形扁平な器形の容器、俵壺とは、米俵のような形の横長の容器である。

「三島」はスタンプで器面に細かい文様を押し、色違いの土を象嵌したもの。
「刷毛目」は白化粧土を器面に刷毛で塗り、刷毛の跡が残っているもの。
「粉引」は液状の白化粧土に器を浸したもの。

李朝白磁

李朝の陶磁器は、初期には粉青沙器が主流だったが、17世紀以後は白磁に変わった。
中国の元、明の白磁の影響を受けたものだが、17世紀には色が青味がかり、李朝末期には濁った白色に変わった。

李朝では、磁器の製造は官窯で奴婢である工匠が行っていた。
1752年に広州に分院の官窯が作られ生産の中心になっていたが、1883年に分院が民営化され官窯の歴史は終わった。
下絵付はあったが、上絵付はなかった。
コバルト顔料で下絵付した青花も作られたが、コバルト顔料が不足したため、鉄絵具で下絵付する鉄砂や銅絵具で下絵付する辰砂も作られた。

李朝染付

分院の官窯で焼かれた磁器の一種。
白磁に呉須 (コバルト) で絵付けし,青く発色させたもの。
李朝7代の世祖の頃から京畿道広州の官窯で焼かれ,17~18世紀頃最盛期に達した。
壺,酒器などが多く,余白の多い絵文様の染付を特色とする。器体も中国,明代の染付に比べやや厚手でやわらかみがあり,簡素な絵付けとよく調和している。

木工品

バンダジ、膳、机、箪笥、書棚など

朝鮮王朝では、両班(ヤンバン)と呼ばれる高級官僚が、国の政治を担い、また地主・領主としても多大な権力を有する。
両班は、科挙制で選ばれたため、「学問」が非常に奨励され、また当時は、儒教を国教としていたため、「礼を重んじ、華美・贅沢を嫌う」精神が、尊ばれた。
こうした精神は、当然のように両班達の身の回りの品々にも、反映され、質朴とした家具や文房具などが多く生み出された。

バンダジ

いわゆる箱型の家具を韓国では櫃(グェ)と呼び、櫃の一種で前の部分を開けたり閉めたりするタイプを指す。
シンプルさが好まれて、日本でもっとも人気がある李朝家具。

書棚

両班(ヤンバン)の男性が生活した舎廊房の空間では、勉学と接客が主になされた。
書物は、好学の象徴でもあったから丁寧に扱われ、これを保存しておくための書棚には、所有者の嗜好が強く反映したとみられる。
箪笥のような形、ロッカー風の形式、飾り棚を同居させた卓子、あるいは板だけを組んだ簡易形式など多彩である。
当時の書物も日本の和綴じ本同様、楮で作った朝鮮紙を二つ折りにして糸で綴じかがったものである。書物は立てずに横に重ねて収納した。

机(書案・経床)

書案(ソアン)
読み書き用の低い小型の机で、天板も足も板材である。
横に棚板を一枚渡しただけの簡単な形式や引き出しをあしらったものがある。
経床と比べていたって飾り気がなく簡素である。

経床
お寺で使用されたお経を読むための小机であった。
高麗時代の仏教思想に由来する特徴ある形が、両班の文人たちに流れて書案としても使用されたと思われる。
天板の両端を上に巻き上げたような形が特徴で、雲型や唐草風の装飾板をあしらう。
前面には、如意宝珠や唐草など曲線の浮き彫りを入れたものもあり、足も虎足の形をしている。

膳(盤・床)

食事の際に器をのせる一人用の膳を、朝鮮では食盤、盤、飯床、床などとよんだ。
虎足をした八角の李朝膳は日本でも愛用されて、馴染みが深いものだが、かつて朝鮮では使い手が紅柄を塗り、荏胡麻の油を塗って磨いたり、漆を塗って艶ぶきをして使い込んだものだという。
お膳には愛着がこめられ、長旅の際も引っ越しの折りも家族同様に運ばれたらしい。

李朝民画

民画は水墨画などの鑑賞画とは異なる価値基準をもち,民族の特性が種々の絵画形態に表わされたもので,李朝庶民の生活とともに発展してきた実用的絵画をいう。
作品数は鑑賞画をはるかにこえる。
柳宗悦は内容から李朝民画を文字絵,吉凶にちなむもの,伝統的絵画類,静物画,儒仏道三教にちなむものに分類している。

具体的には「孝,梯,忠,信,義,礼,廉,恥」の8文字を墨で文様化し,絵画部分を彩色した文字絵や,かささぎと,とらを題材にしたユーモラスな絵,李朝独特の文房静物図などに親しみが感じられ,素朴で楽観的な民族の特性がうかがわれる。

石器

古代から数多くの石像や石塔が作られてきた石の国、朝鮮半島。
鍋、釜、酒煎子、薬煎子。また火鉢や香炉、苧麻を打つ砧の台、煙草入れや筆筒など、暮らしの道具にも石をくりぬいた精巧な工芸を様々生んだ。
熱の伝導が遅いうえ冷めにくい石の器は、煮炊きや人参を煎じるには格好だった。
荏の油を塗って籾殻に埋め、一晩燻した漆黒の肌は、力強い風格を帯びる。

螺鈿細工

不整形に切った鮑の貝を埋め込む割り貝は、まばゆいばかり七色に乱反射を起こして輝く。
あるいは薄く細く切った貝をはめ込む細工や民画風な表現のものなど、螺鈿は李朝時代を通じて愛された。