陸奥守 吉行(むつのかみ よしゆき、1650年 – 1710年)は陸奥国中村(現:福島県相馬市中村)、または摂津国住吉(現:大阪府大阪市住吉区)出身の刀工です。本名は森下平助。土佐に移住したことから土佐吉行とも呼ばれました。
同じく刀工である播磨守吉成の次男で、上野守吉国の弟。山岡家の養子となり、のち父兄ともに大坂の刀工・初代大和守吉道に入門し、作刀を修行しました。土佐藩の山岡家の養子となった際に山岡姓を名乗る。 吉行は元禄年間に土佐藩に招聘され、同藩の鍛冶奉行となりました。後に受領名として陸奥守を受領する。大坂にてその生涯を終えたとされています。