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藤安 将平

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藤安 将平(ふじやす まさひら、1946年〈昭和21年〉11月10日 – )は、福島県福島市の刀匠です。本名は藤安正博。

1946年
福島県伊達郡川俣町に生まれる。
1966年
人間国宝の宮入昭平に師事。
1972年
文化庁の作刀承認を受け、初作の太刀が第8回新 作名刀展で努力賞を受賞。
1975年
独立、福島県福島市立子山に鍛刀場を構えた。その後、数々の個展や新作名刀展優秀賞など多くの賞を受賞。
1984年
福島市で初の個展を開催。会場は栄町の菊林堂。
1985年
福島中合デパートの京都展にて、第21代目御弓師・柴田勘十郎と出会う。
1986年
刀剣研究家である髙山武士(雪山)師につき「刀剣文化研究所解紛塾」に入門。東京都有楽町そごうデパートで個展開催。
1987年
東京都日本橋高島屋でグループ展参加。
1988年
福島中合デパートにて個展開催。刀匠を集め「玄門之会」を発足。
1989年
玄門之会合同展を東京都有楽町そごうデパートにて開催。以降、作刀研究が主となっているため財政難により個展を断念。 古い時代の日本刀の研究に没頭する。父・勇四郎が死去。福島市大森にある円通寺に剣を寄贈。
1990年
日本美術刀剣保存協会会長賞を受賞。伊勢神宮 第60回御遷宮のための御神刀を依頼される
1992年
福島県田村市星の村天文台の台長・大野裕明より隕鉄を使った「隕星剣」の依頼、製作に取りかかる。
1993年
奈良県護国神社にて4日間の奉納鍛錬を行う。これが藤安にとって初めて焼き入れまでを公開する奉納鍛錬となる。
1994年
東京都世田谷区五島美術館の中庭にて、4日間の公開鍛錬を行う。 同年、靖国神社にて2日間の奉納鍛錬を行う。
1995年
愛知県名古屋市熱田神宮八剣宮にて、3日間の奉納鍛錬を行う。しかしまたも財政難となるも、鍛錬研究活動を続ける。
2003年
福島県文化財センター白河館・まほろんの当時課長であった吉田秀亨と古代遺跡の鍛冶炉跡について意気投合。製鉄実験を始める。
2005年
熱田神宮にて、奉納奉賛会として初の奉納鍛錬を行い太刀を奉納。
2006年
茨城県鹿嶋市鹿島神宮にて800年ぶりの奉納鍛錬、太刀を奉納。福島県いわき市福島県立福島工業高等専門学校の中庭通路にて公開鍛錬を行う。
2009年
居合術家の町井勲の依頼により「鉄も斬れる日本刀」を依頼される。フジテレビ系列『ザ・ベストハウス123』にて藤安が造った日本刀で鉄パイプを斬ることに成功。「号 蓮鉄管斬将平」と称される。
2010年
熱田神宮の依頼により「草薙之御剣」を護るための直刀を依頼される。
2012年
熱田神宮にて奉納奉賛会主催の公開奉納鍛錬を3日間開催。太刀を奉納する。9月、吉田秀亨とともに「立子山タタラ」を立ち上げ、2日間夜通しで古代奈良時代の製鉄炉の再現と製鉄方法を実験。その後は毎年開催されている。
2013年
福島県立福島高等学校にて選択授業SSHの歴史の講座に講師として出向。
2014年
弟子の国島・工藤将成と藤安の長男堅一郎と友人である総合鉄工業者の有賀一久と共に全長2m16cm、2.8kgにも及ぶ大太刀を製作。大太刀は全国の展示会や博物館を転々とし、人々を楽しませた。今後は鹿島神宮へ奉納予定となっている。
2016年
古刀の研究に奔走。奈良県奈良市正倉院に残る薙刀のような刀を再現。明治時代調査の時に「手ぼこ」として分類されている。
2017年
熱田神宮にて奉納奉賛会主催の公開奉納鍛錬を3日間開催。薙刀を奉納する。12月には福島市民家園・あづまやにおいて定期的に日本刀作刀実演を開始。
2018年
京都府京都市藤森神社の依頼により「御物山城国国永御太刀(名物 鶴丸)鶴丸国永写し」を製作。
2019年
7月1日京都府京都市建勲神社に「短刀 薬研通吉光(名物薬研藤四郎)再現刀」を奉納展示の際、10日間に渡り境内にて講演会を行う。
2020年
5月3日に通販サイトである「将平鍛刀場ONLINE SHOP」を開設。

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