買取品目茶道具
土田 友湖
土田 友湖(つちだ ゆうこ)は、千家十職の一つ、袋師。二代以降、当主の通称は半四郎であり隠居して剃髪すると友湖を名乗る。五代までは仕服を生業としたが、以降は茶道具の茶入の仕覆(しふく)や、服紗、角帯、数寄屋袋などを作る。2022年時点での、当代は十三代土田半四郎(2014年に襲名)。
初代
- 1687年
- 生誕する。
- 1757年
- 死去。
二代
- 1736年
- 生誕する。
- 1757年
- 初代不染斎の子、初代在世中に死去。
三代
- 1746年
- 生誕する。初代の甥。丁字屋嘉兵衛長男。了圓の養子。
- 1784年
- 死去。
四代
- 1719年
- 生誕する。二代半四郎の姉・くに。三代半四郎の子供が幼少のため、表千家八代・啐啄斎の命により家業継承。
- 1788年
- 天明の大火により家屋を焼失するが、啐啄斎の援助により再建。
- 1801年
- 死去。
五代
- 1778年
- 三代一得斎の長男として生誕する。この頃、室町一文字屋三右衛門、笹屋勘右衛門など服紗を扱っていた家が断絶したため、表千家九代・了々斎の計らいにより服紗も扱い始める。
- 1825年
- 死去。
六代
- 1803年
- 五代の子として生誕する。天明の大火で焼失した家系図や秘伝書の再編纂を進めるが、禁門の変に遭遇、再び家屋及び家伝などの一切を消失。
- 1883年
- 死去。
七代
- 1835年
- 生誕する。西垣家出身。養子として土田家に入る。表千家十一代・碌々斎の引き立てを受ける。樂慶入と親交が深かった。
- 1911年
- 死去。
八代
- 1861年
- 生誕する。七代の長女・阿さの婿養子。
- 1911年
- 養父・聴雪を亡くした一月後に死去。
九代
- 1892年
- 八代淡雪の次男として生誕する。
- 1914年
- 22歳で死去。
十代
- 1859年
- 七代聴雪の長女として生誕する。八代の妻である阿さ。夫・長男・次男の早世及び後継者の三男が幼少のため、家督継承。
- 1940年
- 死去。
十一代
- 1902年
- 八代淡雪の三男として生誕する。
- 1940年
- 十代当主で母の阿さが亡くなったため家督継承するが、太平洋戦争勃発により幾度も召集される。
- 1954年
- 終戦後、ようやく茶道復活の兆しが出始めた昭和29年(1954年)に病に倒れ、以後は入退院を繰り返す。
- 1965年
- 家業に専念できぬまま世を去る。
十二代
- 1939年
- 十一代良三の次男として生誕する。
- 1965年
- 26歳で12代を襲名。通りの良い「友湖」を名乗る。
十三代
- 1968年
- 十二代陽三の長男として生誕する。
- 2014年
- 十三代袋師友湖 土田半四郎として家業を継承。
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