買取品目近代陶芸
清水 卯一
- 1926年
- 京都府京都市東山区五条の京焼陶磁器卸問屋を営む生家の長男として誕生した。
- 1938年
- 11歳で父が急死したため、家業を継ぐことを目的として立命館商業学校(後の新制立命館高等学校)に入学する
- 1940年
- 作陶に興味を抱き同校を2年修了後の1940年に中退。14歳で石黒宗麿に師事し、通い弟子として陶芸を学ぶ。しかし国の戦時体制強化が影響したため弟子期間は数か月に終わり、その後は自宅にろくろ場を設け自作を開始した。
- 1941年
- 国立京都陶磁試験場に伝習生として入所、同所では日根野作三、水町和三郎の指導を受けた。
- 1943年
- 京都市立工業研究所窯業部助手になるが終戦と共に職を辞し、その後は自宅陶房を中心に陶芸活動に専念した。
- 1957年
- 日本工芸会正会員。
- 1958年
- 開催のブリュッセル万国博覧会にてグランプリを獲得し日本国外でも高い評価を得た。
- 1985年
- 師事した石黒宗麿に続く重要無形文化財「鉄釉陶器」の保持者、いわゆる人間国宝に認定された。
- 1986年
- 紫綬褒章を受章。
- 1992年
- 京都市文化功労者表彰。
- 1999年
- 自身の1940年から1998年までに作成した147点の作品を滋賀県立近代美術館に寄贈した。
- 2004年
- 大腸がんのため滋賀県滋賀郡志賀町(現大津市八屋町)の自宅で死去、享年77。
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