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飛来 一閑

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飛来 一閑(ひき いっかん、ひらい いっかん)は千家十職の一つ、一閑張細工師の当主が代々襲名している名称。漆工芸の一種・一閑張の日本における創始者であり、また歴代千家に一閑張による棗や香合などの道具を納めてきた細工師の家系である。

当代は16代にあたり、12代・中村宗哲と並ぶ千家十職としては珍しい女性当主である。

初代

1578年
浙江省杭州西湖畔の飛来峰に産まれる。
1657年
死去。

二代

1XXX年
生誕年不明。
1683年
死去。

三代

1XXX年
生誕年不明。
1715年
死去。

四代

1XXX年
生誕年不明。
1733年
死去。

五代

1XXX年
生誕年不明。
1741年
死去。

六代

1XXX年
生誕年不明。
1746年
死去。

七代

1XXX年
生誕年不明。
1750年
死去。

八代

1XXX年
生誕年不明。
1753年
死去。

九代

1XXX年
生誕年不明。
1758年
現住所の出水通油小路付近に転居
1765年
日蓮宗より浄土真宗東本願寺派に宗旨替えを行い、所属寺を願正寺とする。
1788年
「天明の大火」により、家屋敷や家伝などを消失、失意の内に没。

十代

1XXX年
生誕年不明。初代一閑の作風に準じた作品を残す。
1830年
死去。

十一代

1791年
生誕する。
1818年
26歳の時に襲名。以後、多数の名作を残し「初代以来の名人」と言われる。
1849年
59歳の時に隠居し十二代に跡を譲るが、その後も製作を続ける。
1872年
死去。

十二代

1816年
生誕する。
1892年
死去。

十三代

1859年
生誕する。
1895年
家督相続。「飛来有水」という号で俳人として著名。
1913年
死去。

十四代

1894年
生誕する。
1955年
太平洋戦争により二人の息子を戦死で失ったため、昭和30年(1955年)5月に後の十五代を婿養子として迎える。
1977年
死去。

十五代

1926年
生誕する。
1981年
養父の死後跡を嗣ぐが、わずか4年後に死去。

十六代

1963年
生誕する。
1984年
京都芸術短期大学卒業
1998年
一閑を襲名。

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