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高島 野十郎

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1890年
福岡県御井郡合川村足穂(現・久留米市合川町)の醸造家髙島善蔵・カツの六男二女の五男として生まれた。
1916年
東京帝大農学部水産学科を首席で卒業するも、恩賜の銀時計授与を辞退、恩師からの金時計は受けたという。
1921年
野十郎初の個展を開き、「椿」「けし」等を展示。
1924年
二度目の個展。
1929年
兄弟らの援助で北米経由欧州独・仏・伊へ旅立つ。
1933年
帰国後久留米の実家に戻り、酒蔵をアトリエとし「椿柑竹工房」と名付けた。
1935年
博多・中洲の生田菓子舗で滞欧作品展を開催、67点を展示。
1936年
上京し、北青山に住む。
1945年
空襲により青山を焼け出され、福岡県八女郡豊岡村(現・八女市)の姉スエノを頼り、裏山の作業小屋をアトリエとする。
1948年
再び上京、青山南町に知人の世話で住み着く。
1960年
千葉県柏市増尾にアトリエを設ける。
1971年
1月同地の知人伊藤家屋敷内のアトリエに落ち着く。傘寿を過ぎていた。
1975年
体調を崩して病床につき、6月柏市の田中農協病院に入院。翌月退院後野田市の特別養護老人ホーム鶴寿園に入所するも、病魔に勝てず9月心不全で黄泉の国へと旅立った。享年86。

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