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何維樸
何維樸(かいぼく)は字を詩孫、号を盤止、盤叟、秋華居士などといい、道県(湖南省)の人です。著名な書法家であった何紹基の孫で、その書法にも祖父の影響が見て取れます。晩年は上海の槃梓山房に寓し、売画売文の生活を送りました。のちに形成される海上派の先蹤となる人物といえます。
- 1842年
- 湖南省道県出身。画家、書家、詩人、篆刻家。字を詩孫といい、秋華居士・盤止と号した。何紹基(か しょうき)の孫。多作家で数多くの作品が残されている。書は何紹基を継承し、画では伝統的山水画法の名手であった。副貢出身で、官は副榜宮内閣中書、浙江省の知府に至った。家学をうけて書法を善くし、画・詩・篆刻にも工であった。その書は何紹基を模し、また画は山水に秀で、民国後、上海に移り画を売って生活し、すこぶる名声を得た。
- 1922年
- 逝去。
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