大国藤兵衛(おおくに とうべえ)は初代・大国柏斎から明治、大正、昭和、平成と四世に渡りその名を継承している釜師です。
初代・大国藤兵衛は、大阪の釜師で明治40年に日英博覧会で金牌を得ており、その子である大国藤兵衛、貞蔵、大国寿郎も素晴らしい鉄瓶や釜を残しています。
初代は徳川将軍家の大砲を鋳造したり、2代目は皇太后陛下青山御所の御茶席御用釜を拝命するなど数々の功績を残しており、現在は6代目がその名を受け継ぎました。
大国藤兵衛の作品は釜と風炉が一緒になった風炉釜を制作する事が多く、シンプルで鉄味のよい作品を多く残しています。