豊後では掛軸 日本画を高価買取しています。
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高価買取のポイント
先ずは作者が有名で人気があるかどうかですが、時代と共に好みや需要に変化が見られます。昔は文人画と呼ばれる侘び寂びの世界の渋い物が好まれましたが、最近では色彩豊かで書き込みがしっかりした物が高値で取引されています。
江戸期から現代までの様々な画風の作品が今でも全国に数多く存在しています。その中でも、最近のオークションや市場で高額落札される作者の作品になると、買取も驚くほどの査定額が見込まれます。勿論そういった作者の作品には偽物やコピー商品が存在しますので、墨が新しくないか、落款の朱肉の色がおかしくないか、筆致が稚拙ではないかなど、真贋を見極めなければなりません。
次に状態をチェックします。シミ、破れ、虫食い、折れがあるとマイナスポイントとなります。大事な品だという事で修理に出される方がたまにいらっしゃるのですが、下手に修復すると却って物の価値を下げる場合がありますので、出来るだけオリジナルの状態で査定される事をお勧めします。
これは表装にも言えることで、描かれている絵は古いのに、周りの表具が新しく、安っぽい物に変えられている事がよくあります。やはり古い作品には時代古裂を使った表装、近代の有名作家の作品には京表装といった価値のある仕立てでなければなりません。
掛軸では、箱の有無も重要なポイントです。古画であれば、誰々が所有していた、江戸期の有名な鑑定人のサインや銘がある、お弟子さんによる作品評価や証明が書かれている等、箱蓋裏をチェックします。近代の物になると、共箱といって描いた本人による題名とサインが箱に書かれているかが重要なので細かくチェックします。
有名な作家の作品になると、この箱書きにも偽物が混ざっているので、詳しく鑑定させて頂きます。
特に高額な作品になると二重箱といって、共箱のサインの擦れや破損を防ぐ為、共箱と一緒に外箱も付いており二重に保管されています。いかに大事に扱われて来たかが分かるポイントです。ですから二重箱の品には高額査定につながる物が多く見られます。
最後に鑑定書やデパートでの展示会等の書載本の有無です。
古画には、軸箱の中に折紙といわれる時代物の鑑定書が古紙に包まれて入っていたり、高名な方の手紙などが添えられている事があります。近代の物になると東京美術倶楽部などが発行した鑑定書や作家ごとに定められた所定鑑定人による鑑定書の有無で査定が大きく変わってきますので、これらの付属品も合わせてお見せ下さい。
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よくあるご質問
- ぼろぼろの掛軸が押入から出てきたのですが、どうしたらいいか分かりません。
破れていたり、汚れていても、希少価値の高い物や修復して大事にしてあげたい物が意外と混ざっています。 捨てる前に是非ご連絡下さい。
- どのような買取方法がありますか?
店頭お持込買取、出張買取のほかパソコンやスマートフォンからの画像でのメール査定もおこなっております。お気軽にご相談ください。
掛軸 日本画の買取について
掛軸は日本美術の中でも、買取実績の多いジャンルです。
日本画の掛軸を和室の床の間に飾っていたご家庭も多かったのではないでしょうか。かつて日本人にとって馴染みの深かった掛軸は、著名な作家が掛軸を手掛けることもあり、歴史的・芸術的価値が高い作品が多いのが特徴です。
日本画の掛軸は、日本の自然や季節を表現した作品が多いという点も大きな特徴です。日本ならではの芸術作品として、最近は海外での人気も高まっています。
狩野派の祖である狩野正信、江戸時代後期を代表する絵師の酒井抱一、江戸時代中期に活躍した近代画家の1人と言われている伊藤若冲の作品ですと、高価買取が期待出来ます。
茶道においても、日本画の掛軸は季節感を出すためや茶席を設けた意味を客に伝えるために用いられます。そのため茶道家による掛軸も多く、三千家といわれる表千家、裏千家、武者小路千家の当代による作品は、高価買取に繋がりやすいです。歴代宗匠による作品となると、さらに価値は上がります。
一方で現代作家の作品も高価で買取されるケースがありますので、こうした事情もあり買取が増えていると考えられます。
片付けの際に、古い掛軸がご実家の押し入れや蔵から大量に出てきたケースは意外と多いようです。昔から掛軸などを収集していた方はたくさんいらっしゃいます。掛軸は丸めて収納されることが多く、あまり場所を取らないので、収納したままになっていることが多いようです。そのため、意外な場所に貴重な作品が残っていることもあります。
これらの中に価値の高い作品が含まれていても、一般の方ではその価値は判断できません。この掛軸を一般のリサイクル業者に買取依頼したとしても、大きな損失になってしまいます。
掛軸などの作品は、和紙や絹など、繊細な素材でできているので、丁寧に取り扱う必要があります。特に古い作品を適当に扱ってしまうと、破損したり汚損したりする恐れがあるため買取依頼をする際は、専門家に依頼をすることが大前提なのです。
まだ売却を考えてない、もう少し飾って楽しんでいたい方は、日が長時間当たる場所に置いておくとヤケたりして色が変わってしまう為、なるべく日が当たらない場所や風通しの良い場所に掛けるようにしてください。
飾らずに箪笥や蔵に置いてあっても、虫食いなどの被害に遭う可能性もありますので、仕舞う際は防虫剤を箱の中に入れて仕舞って下さい。
また、共箱などの付属品がある場合は、作家名や茶人の花押が書かれている事もありますので捨てずに保存しておく事をおすすめします。