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伊藤 清永

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1911年
兵庫県出石郡下谷(現豊岡市出石町下谷)に生まれる。生家は禅寺の吉祥寺であり、寺の三男として育った。
1925年
14歳で油絵を開始する。
1928年
17歳時、中学時代の恩師であった図画教師により岡田三郎助を紹介され門下生となり本郷洋画研究所にて画業を学ぶ。
1929年
東京美術学校(現東京芸術大学)西洋画科に入学した。
1931年
第8回 槐樹杜展に出品した「祐天寺風景」が入選。
1933年
「朝の路次」が第10回白日会展白日賞。および第14回帝展入選。[
1936年
「磯人」が文展監査展特選となった。
1945年
終戦により34歳で日本に復員して、後は兄に代わり実家吉祥寺の住職代理を務めた。
1947年
兵庫県立出石高等女学校(現兵庫県立出石高等学校)の図画教員嘱託として教職を務めている。第3回日展出品作「I夫人像」は特選を受賞。その後も1950年まで4年連続して日展特選を受賞。
1953年
後進の画家を指導する目的で「伊藤絵画研究所」を新築・開設。
1957年
愛知学院大学教授に就任。
1962年
51歳時にフランスのパリおよびオランダへ渡欧、2か国に滞在し制作を行った。
1976年
66歳で描いた第8回日展出品作「曙光」が日展内閣総理大臣賞。
1986年
白日会会長を務める。
1989年
出石町立伊藤美術館(現豊岡市立美術館「伊藤清永記念館」)が開館、伊藤は出石町名誉町民となった。
2001年
長野県軽井沢町のアトリエで制作後に急性心不全により病院に運ばれ、そのまま死去。90歳没。

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